「日本巫女史/第一篇/第三章/第二節」を編集中
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とあるのは、よくその事象を現わしている。而してカジリに就いて、伴信友翁は、 | とあるのは、よくその事象を現わしている。而してカジリに就いて、伴信友翁は、 | ||
: 武蔵の或る田舎人、山伏の<ruby><rb>憑術行</rb><rp>(</rp><rt>ヨリワザシ</rt><rp>)</rp></ruby> | : 武蔵の或る田舎人、山伏の<ruby><rb>憑術行</rb><rp>(</rp><rt>ヨリワザシ</rt><rp>)</rp></ruby>て、口よせと云う事をせる由を話せる詞に、<ruby><rb>憑</rb><rp>(</rp><rt>ヨリ</rt><rp>)</rp></ruby>に立たる人に、生霊を「かじりつけて」云々。その「かじりつかれたる」人は云々といへり。又そが平常の詞に、人に対ひて只管に念ひ入たる事を言ふとて、かじりつきて云々すべいと云ひ、又た硬き物喰ふを「カジル」とも「カジリツク」とも云ひて、同詞の遣ひざまに言へり。思い合せて言の意を知るべし。 | ||
と説かれたのは、極めて要領を得たものである〔八〕。それから、「欽明紀」二十三年六月の条に、 | と説かれたのは、極めて要領を得たものである〔八〕。それから、「欽明紀」二十三年六月の条に、 | ||
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: 是月或有譖馬飼首歌依(中略)。即収附廷尉、鞠問極切、馬飼首歌依乃揚言誓曰、虚也、非実、若是実者、必被天灾、遂困苦間伏地而死、死未経時、急灾於殿、収縛其子守石与中賴氷、将投火中、呪曰、非吾手投、呪訖欲投火、守石之母祈請曰、投児火裏、火灾果臻、請付祝人使作神奴。 | : 是月或有譖馬飼首歌依(中略)。即収附廷尉、鞠問極切、馬飼首歌依乃揚言誓曰、虚也、非実、若是実者、必被天灾、遂困苦間伏地而死、死未経時、急灾於殿、収縛其子守石与中賴氷、将投火中、呪曰、非吾手投、呪訖欲投火、守石之母祈請曰、投児火裏、火灾果臻、請付祝人使作神奴。 | ||
と見えている。此の記事には、文字の脱落が二ヶ所ほどあって、事由を解するに苦しむところがあるも、茲には歌依がカジリをしたと云うことだけが確実であれば、その他は姑らく措くとするも差支ないと考えたので、敢えて抄録した次第である。 | |||
'''ウケヒ''' | '''ウケヒ''' |