「日本巫女史/第一篇/第二章/第二節」を編集中
ナビゲーションに移動
検索に移動
この編集を取り消せます。 下記の差分を確認して、本当に取り消していいか検証してください。よろしければ変更を公開して取り消しを完了してください。
最新版 | 編集中の文章 | ||
7行目: | 7行目: | ||
==第二節 巫女の有せる憑き神の源流== | ==第二節 巫女の有せる憑き神の源流== | ||
我国の巫女は、各自とも呪術の原動力ともいうべき<ruby><rb>憑</rb><rp>(</rp><rt>ツ</rt><rp>)</rp></ruby>き<ruby><rb>神</rb><rp>(</rp><rt>ガミ</rt><rp>)</rp></ruby> | 我国の巫女は、各自とも呪術の原動力ともいうべき<ruby><rb>憑</rb><rp>(</rp><rt>ツ</rt><rp>)</rp></ruby>き<ruby><rb>神</rb><rp>(</rp><rt>ガミ</rt><rp>)</rp></ruby>を有していた。併しその神のことを、古くは何と云っていたかは、判然しない。後世の知識でいうと、仏教の守り本尊は、又はアイヌのトレンカムイ(憑き神)と同じようなものである。それで私は姑らく憑き神の名で呼ぶこととした。 | ||
我国の神々の発達を民俗学的に見ると、その多くは、始め氏の神であり、家の神であった。従って、我国の古き神々は、その神の血筋を承けた同氏族を保護するに限られていて、神と血筋を異にせる異氏族を保護するまでには進んでいなかったのである。而して、此の氏なり、家なりが、時勢と共に、膨張し、発達して来ると、今まで氏の神であり、家の神であったものが、それにつれて、村の神となり、郡の神となり、国の神となり、更に日本全国の神となるのである。 | 我国の神々の発達を民俗学的に見ると、その多くは、始め氏の神であり、家の神であった。従って、我国の古き神々は、その神の血筋を承けた同氏族を保護するに限られていて、神と血筋を異にせる異氏族を保護するまでには進んでいなかったのである。而して、此の氏なり、家なりが、時勢と共に、膨張し、発達して来ると、今まで氏の神であり、家の神であったものが、それにつれて、村の神となり、郡の神となり、国の神となり、更に日本全国の神となるのである。 |