日本巫女史/第一篇/第五章

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日本巫女史

第一篇 固有呪法時代

第五章 巫女の作法と呪術の種類

茲に巫女の作法とは、巫女が呪術を行うに際して、如何なる動作を執ったかと云う意味なのである。反言すれば、巫女は呪術をなすに、呪文または呪言を唱える以外に、肉体的に如何なる所作を演じたかと云うことなのである。更に、呪術の種類とは、呪術の目的を基調とした種類では無くして、呪術の方法を標準として区別した種類の意味なのである。換言すれば、第二章に既記した呪術の目的の種類ではなくして、呪術の方法の種類を言うたのである。敢て誤解を防ぐために附記する次第である。