日本巫女史/第一篇/第五章/第三節」を編集中

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此の記事によって考えれば、宮中に行われた鎮魂祭は、既載の「旧事本紀」の典拠と、「古事記」に記された天磐戸の鈿女命の所作とを基調として、僅にこれに二三の新しい祭儀の手続きを加えただけであって、その根幹となっている祭儀も信仰も、全く同一であることが、明白に看取せられるのである。而してその祭儀が呪術的であって、且つ信仰が、呪術思想に出発していることも、併せて拝察されるのである。
此の記事によって考えれば、宮中に行われた鎮魂祭は、既載の「旧事本紀」の典拠と、「古事記」に記された天磐戸の鈿女命の所作とを基調として、僅にこれに二三の新しい祭儀の手続きを加えただけであって、その根幹となっている祭儀も信仰も、全く同一であることが、明白に看取せられるのである。而してその祭儀が呪術的であって、且つ信仰が、呪術思想に出発していることも、併せて拝察されるのである。


猶お平安期の鎮魂祭に就いては、その機会があれば記述したいと思うているが、根本の信仰にあっては、依然として呪術的範疇に属していたのである。因に云うが、鎮魂祭に関する史料を集めたものには「古事類苑」の神祇部があり、考証的のものには、伴信友翁の詳細を極めた「鎮魂伝」があり、由良由良の呪文に就いての委曲を尽した考証は、同翁著の「比古婆衣」にあり。更に一二三の数字を呪文とした理由(これはやや独断的のものではあるが)に就いては平田翁の「宮比神御伝記」がある。参照せらるると仕合せである。
猶お平安期の鎮魂祭に就いては、その機会があれば既述したいと思うているが、根本の信仰にあっては、依然として呪術的範疇に属していたのである。因に云うが、鎮魂祭に関する史料を集めたものには「古事類苑」の神祇部があり、考証的のものには、伴信友翁の詳細を極めた「鎮魂伝」があり、由良由良の呪文に就いての委曲を尽した考証は、同翁著の「比古婆衣」にあり。更に一二三の数字を呪文とした理由(これはやや独断的のものではあるが)に就いては平田翁の「宮比神御伝記」がある。参照せらるると仕合せである。


然るに、これに反して、我が古代には、死人の魂を鎮むるにも、鎮魂の神事が行われていた。而してこれを行うものを「遊部」と称していた。遊部の典拠に就いては、「令集解」の喪葬令の条に、左の如き記載がある。
然るに、これに反して、我が古代には、死人の魂を鎮むるにも、鎮魂の神事が行われていた。而してこれを行うものを「遊部」と称していた。遊部の典拠に就いては、「令集解」の喪葬令の条に、左の如き記載がある。


: 遊部者、終身勿事、故云遊部也、釈云(中略)。遊部、隔幽顕境、鎮凶癘魂之氏也、終身勿事、故云遊部、古記云遊部者、在大倭国高市郡、生目天皇之苗裔也、所以負遊部者、生目天皇之蘖、円目王娶伊賀比自支和気之女為妻也、凡天皇崩時者、比自支和気等到殯所、而供奉其事、仍取其二人名称禰義余此也、禰義者、負刀、並持戈、余此者、持酒食、並負刀、並入内供奉也、(中略)。後及於長谷天皇崩時、而依罄比自支和気、七日七夜不奉御食、依此阿良備多麻比岐、爾時諸国求其氏人、或人曰、円目王娶比自支和気為妻、是王可問云、仍召問、答云、然也、召其妻問、答云、我氏死絶、妾一人在耳、即指奉其事、女申云、女者不便負兵供奉、仍以其事移其夫円目王、即其夫代其妻而奉其事、依比和平給也、爾時詔自今日以後、手足毛成八束毛遊詔也、故名遊部君是也云々(国書刊行会本)。
: 遊部者、終身勿事、故云遊部也、釈云(中略)。遊部、隔幽顕境、鎮凶癘魂之氏也、終身勿事、故云遊部、古記云遊部者、在大倭国高市郡、生目天皇之苗裔也、所以負遊部者、生目天皇之蘖、円目王娶伊賀比自支和気之女為妻也、凡天皇崩時者、比自支和気等到殯所、而供奉其事、仍取其二人名称禰義余此也、禰義者、負刀、並持戈、余此者、持酒食、並負刀、並入内供奉也、(中略)。後及於長谷天皇崩時、而依罄比自支和気、七日七夜不奉御食、依此阿良備多麻比岐、爾時諸国求其氏人、或人曰、円目王娶比自支和気為妻、是王可問云、仍召問、答云、然也、召其妻問、答云、我氏死絶、妾一人在耳、即指奉其事、女申云、女者不便負兵供奉、仍以其事移其夫円目王、即其夫代其妻而奉其事、依比和平給也、爾時詔時今日以後、手足毛成八束毛遊詔也、故名遊部君是也云々(国書刊行会本)。


是れによると大体次の如きことが知り得られる。
是れによると大体次の如きことが知り得られる。
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