「日本巫女史/第二篇/第一章/第一節」を編集中

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是等の短歌に現われた梓弓は、悉く「依る」という語を言わんがための序詞であることは明白であって、然も此の依るは<ruby><rb>憑</rb><rp>(</rp><rt>よ</rt><rp>)</rp></ruby>る又は寄ると見るべきもので、即ち梓弓の弦に引かれて寄り来る意を寓しているのであるから、当時、霊魂を身に引き<ruby><rb>憑</rb><rp>(</rp><rt>か</rt><rp>)</rp></ruby>からせて、口を寄せし巫女が、好んで梓弓を用いた事が推知されるのである。「政事要略」巻七〇に、
 
是等の短歌に現われた梓弓は、悉く「依る」という語を言わんがための序詞であることは明白であって、然も此の依るは<ruby><rb>憑</rb><rp>(</rp><rt>よ</rt><rp>)</rp></ruby>る又は寄ると見るべきもので、即ち梓弓の弦に引かれて寄り来る意を寓しているのであるから、当時、霊魂を身に引き<ruby><rb>憑</rb><rp>(</rp><rt>か</rt><rp>)</rp></ruby>からせて、口を寄せし巫女が、好んで梓弓を用いた事が推知されるのである。「政事要略」巻七〇に、
  
: 古老云、太皇太后{○村上/皇后}於東五条殿{○原/註略}有御産事{○同/上}産難之間、占云、御産之下、有厭者歟、捜求之処、無有其物、見御板敷之下、<u>白頭嫗取梓弓之折</u>、齧立歯居、逐出件嫗、即時御産已了云々(史籍集覧本)。
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: 古老云、太皇太后{○村上/皇后}於東五条殿{○原/註略}有御産事{○同/上}産難之間、占云、御産之下、有厭者歟、捜求之処、無有其物、見御板敷之下、<u>白頭嫗取梓弓之折</u>、齧立歯居、遂出件嫗、即時御産已了云々(史籍集覧本)。
  
 
とあるのは、巫女が梓弓を用いた徴証である。
 
とあるのは、巫女が梓弓を用いた徴証である。

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